今できることは？

実はそんなに悠長に遊んでいる心境ではなかった。
2日前の夜、私がホットヨガを終えてふと携帯をみると
姉からの着信とメールが。
「電話して。」というメールの内容にふと嫌な予感。
電話するなり「アンタどこにおるのっ！！！！？？」とちょっと怒られる。
「先月オカンが首筋の腫れ気にしてたでしょ。あれ、検査したら結構悪くて」
何！！
「で、今日名古屋で詳しく検査してて、来週結果出るから。」
・・・・・・。
「まあ、今の時点では何ともいえないけど・・・やっぱり・・・かな。」
姉は冷静だった。少なくとも電話口では。
その時私はまだ外を歩きながら名古屋駅に向かう途中だった。
しばしどうしていいかわからず、何も考えられないまま歩いていた。
母の生活ぶりと性格と年齢を考えたら、別に予期せぬ出来事ではなかった。
寧ろいつきてもおかしくない、と自分では思っていた、つもりだった。
しかしこうして実際にその前兆が訪れただけでも私は動揺している？
決まってもいないことをあれこれ予想してみた。
自分の生き方も、変わっていくのだろうか。

そんなわけで土曜日は様子見も兼ねて実家へ行った。
姉が昼間やってきて、とれたて海産物をどさっと置いていったようで
晩御飯は鰈と鯒の煮付け、鱧の照り焼き、アサリのすまし汁・・・。
あとはゆでた蝦蛄もどかーんと皿に盛られている。
私もそれらの調理を手伝いつつ、母と会話。
母は思っていたよりは元気だったし、父は相変わらずだった。
まあ、父の場合は相手が家族でも人前では常に強気なのだが
それ故に幾度となく失敗も犯してきたが、それはそれで大切なこと。
でも言葉の端々に「子供が・・・孫が・・・」と出てくるのはともかく
「もう、どうせ」みたいな単語が出てきていたので
私たちの前では普通に振舞っていても
やっぱり自分自身が一番ショックだろう。
野菜は自家製、カロリー抑えて、運動もする。
友人とはよく遊び、パートで稼いだお小遣いで旅行に行き
「私はこんなに健康に気を遣っているのに！」と主張する。
・・・いやここ10年近く更年期障害と呼ばれる症状に
いろいろと悩んできてるじゃないか。
てきめんに現れているのが不眠で、
ちょっとした物音や光でも眠れないと悩んでいるじゃないか。
現在は睡眠薬も服用するほど。
薬を飲んでいることは知っていたが、薬の量と種類が増えてたことに
私は気づいていなかった。それもなんかくやしい。

まあ、まだ結果が出たわけではないし、考える時間はまだあるはずだ。

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